■製作後記
 
 1体目の手足がとにかく小さくてつくりづらかったので2体目は手足の作りやすい大きさにしようと設計図を引いたところ
 2体目にしてその大きさ1m弱。かなり大きくなってしまいました。
 スチロールを削っている段階で大きいなとは思っていましたが顔がとてもつくりやすい大きさで、
 割と早いうちに顔が決まってしまったのを覚えています。
 困ったのは胴体やらその他のパーツ。さすがに手足の大きさから考えただけあって、
 手足は1体目に比べると作りやすさは断然勝るのですが胴体や脚、腕など全体のバランスをみるのも大きいので一苦労。
 未だ、人間の体のつくりを理解しきれていないものだから盛ったり削ったりを幾度も繰り返して、
 一体何個の粘土を無駄にしたのでしょう。
 修正しすぎて胴体パーツが重くなりすぎて持って作業するにも手がフルフル。
 筋力の無さにうんざりしたりもしました。
 仕方がないので半分に割って中を削りとって軽くするという余計な手間までかかってしまいました。
 足は結構な大きさなのに芯材をつくるのが面倒で全てラドールで作ったところ結構な重さに。
 この足は完成後早々にも親指が折れて・・・。(その後木工用ボンドで修復)
 そういえば塗装前の梱包時に私の不注意で足が梱包済みの手の上に落ちて指が折れるといった事件なども。
 塗装にこぎつけるまでに半年以上かかったでしょうか。
 塗装も2回目、そして半年ぶり以上。すっかり忘れていて、うろ覚えながらも1から先生に教えてもらいなおしな駄目生徒。
 ジェッソとモデペの分量を勘違いして購入していた為に閉店間際の画材屋に駆け込んだりと、順調に塗装は終了し、
 家に持ち帰って着色です。今度も油でやることは決めていましたが、
 下描きとしてアクリル絵の具を使用して血管を描きこんでから油を乗せていきました。
 なかなか下地のブルー色が消えていかなくて乾いては重ね乾いては重ねを繰り返しようやく人肌っぽく。
 短気な私はなかなか肌色にならないので火傷をしたみたいな赤のきつい色を重ねたりして(そのときはよくみえた)
 次の日改めて見て驚愕。急いでテレピンではがしました。アクリル血管は水の泡に。
 はやる気持ちは3体目にむけて着色はゆっくりやっていくことにしたのでした。
 大体1ヶ月位だったでしょうか、ようやく納得のいく人肌になり、化粧をほどこし、次は毛ばり。
 先生と自分の財布と相談した結果2束で十分だろういうことで茶色っぽい色を購入。
 その後、自分で染め直し貼り作業。これもまたさっぱり忘れていて再び1から(以下同文)。
 ところがなかなか毛の配分がわからなくて分け目のところまでくる頃には毛量が全然足りないのです。
 貼っては剥がし、貼っては剥がしをまた繰り返し、どんどん毛は減っていくしもう泣きそうでした。
 新しく買い足そうにも自分で染め直してしまったため同じ色はなく、
 またオリジナルだったときの人毛ナンバーなど覚えていないのです。
 結局、教室での毛貼り作業はあきらめ、家でじっくりやることに。電気こても買ったことだし。
 下からやるからいけないのだと思い、分け目からやることにしました。
 少しやりづらさもありましたが、少し毛量は薄くても中々気に入った感じに落ち着いたのでよかったです。
 前回はつむじ法(というのかは疑問?)だったので今回は分け目法(というのかは疑問?)で、
 これで2つの方法を試した形になりましたが、どちらがどうということはなく、
 これは人形の顔、雰囲気にあわせて決まっていくものだなぁと思いました。
 一番苦労したのは洋服づくりでした、元来針と糸とは相性が悪いようなのでこれに関しては割愛させていただきます。
 ちなみに写真上段の赤に白の2ピースの洋服は手先のとっても器用な知人にお願いして作っていただいたものです。
 この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
 そして写真下段の白ワンピースが私が泣く泣く仕上げたものです。 

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