■製作後記
 
 何もかもがはじめて全て1からのはじまり。右も左もわからない状態で設計図から入りました。
 作りやすい大きさみたいなのも全然わからなくてとりあえず大きな方眼紙を前に頭から描いていると、
 それでは大きすぎるとのご指摘。(今思えば1m以上の大きさになる頭)
 初心者は大体5,60cmからはじめるといいそうで、
 なるほどそれではとおもい
 大体の年齢とはじめは男の子がいいとまでは決めていたのでそれをもとにデッサン本片手に
 等身をきざんでいったのでした。
 もちろんデッサンなんて中学校の美術の授業ですらまともに受けていない状態なわけで
 ロクなものがひけるはずもなく、まぁなんとか人の形をとどめたよねぐらいで先へすすめないと。
 次にスチロール削り。ちょっと普通に生活しているぶんにはみないぐらいの長方形のスチロールに
 設計図をもとにした型紙をあててマジックで線をひき、ざくざくと切り刻んでそりそりと削って人の形「らしき」ものを
 つくっていきました。ようやく粘土に触れるようになったのは教室に通い始めて1ヶ月位たったころ。
 週に1度のたったの2時間半。何もわからなければ家では何もできないので当然といえば当然ですね。
 石の粉でできた粘土をうすくのばしてスチロールに巻きつけていきます。
 空気がはいってふかふかしちゃう!とかうまく巻きついてくれない!とかは
 乾けばある程度は縮むを信じてそのまま電気コンロに乗せて乾かします。
 まぁなんて細い手足・・・。少し細すぎたかもしれません。線の細い少年を目指すことにして、まずは顔から
 そして体、合間をみて腕脚、とただひたすら粘土を盛ったり削ったりすること約4ヶ月。手と足があと足りません。
 先生に聞いて作り方を伺います。聞いただけでもうんざりしそうな作業でしたがここを乗り切らなければ、
 球体間接人形完成ならず。針金をごりごり綿をまきまき粘土をつけやすりでけずり爪をつくり、文にしてしまうと
 わずか1行たらずですが手足をつくるのに約1ヶ月。ようやく球体がそれぞれの間接につき仮組み。
 この日は今でも忘れませんが、うっすら涙さえうかべそうでした。
 もちろん自立はしないし、座ることもできないのですが
 今まで1つ1つのパーツでしかなかったものが人として形になったのをみるのがここではじめてなわけです。
 先生に自立するためにはと座るためにはどうしたらいいかの2点の指導を受け、修正に入ります。
 2度目の仮組みにて自立と座ることをマスター!これでレベル3です。
 更に微調整を重ね、いざ塗装の予約を!と思った時期は丁度、教室展前まっただなか。
 予約がいっぱいで当分塗れそうにありません。
 教室展に出展する予定のない私はこのラッシュがすぎるのを待っている間に
 2体目に入ることにしたのでした、年が明けて教室展も無事終了。
 いざ塗装。
 はじめはアクリル系で下地を塗ってパステルで彩色をほどこしていくそうで私もそれにならい、
 下地の色を肌色系にしました。モデリングペーストをメインにジェッソとお水を少々。
 塗料を作って初めて触れるエアーブラシ。吹きつけがうまくいかなかくて肌地が波打ったようになってしまいました。
 初心者にはよくあることだそうです。あとで濡れタオルでふき取ってやすれば何とかなると聞いて一安心。
 小さい人形なのにもかかわらず時間ギリギリで塗装終了。
 残るは彩色と毛貼りです。
 次の週の教室でパステルで色つけをしようとしたら「油でもいいんじゃない?」とのお言葉をいただいたので
 「じゃ、油で」と軽い気持ちで。
 実はパステルのあの真っ白くて粉っぽい感じは嫌だなぁと思っていたので始めてでもやってみてよかったです。
 油絵の具は初めて触れる画材で何で絵の具を洗うのかとか何で油を溶くとかさっぱりでしたがまぁ何とかなりました。
 (と信じています)
 
 

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